映画『レディ・プレイヤー1』は面白いか?



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こんな感じのフェイント挟みながら見ました.

ぼくには『レディ・プレイヤー1』の面白さを語る資格はない.
何故なら,ぼくはスティーブン・スピルバーグの打ち出すメッセージがどうしても受け入れられなかったからだ.
イデオロギーによって作品の価値が左右されるのは良くない*1

良かったところ

  • 「おれはガンダムでいく」
  • 爆弾で全員消えたところ.ああいうのゾクゾクする.5分後にはコイン狙いで火事場泥棒がたくさん集まってそうで良い.
  • 敵のおっさんが割とノリノリとメカゴジラに乗ってるところ
  • 敵のドクロが格言で締めたがるところ
  • 溶鉱炉(火山)

受け付けなかったところ

  • 物質世界だけがリアルだというメッセージ

無理

主人公チームが物質世界で会った際に本名(物質世界の名前)をすぐ教え合ってたのが違和感ある.
別に物質世界でもハンネで呼び合わない・・・?自分がそういうコミュニティに属しているのでそこでまず冷めてしまった.
そして最後のアレですよ.えー・・・・そもそも君たちOASISで会ってるわけじゃん.
みんなアメリカ住みだから良かったけど大陸レベルで離れてたらそもそもリアルで集まるの大変じゃん...

確かに,物質世界の方が圧倒的に解像度が高いという現状はある.
にじさんじの月ノ美兎委員長とかは清楚なガワでは隠せないほどの,濃密な「魂」,それも物質世界由来の魂がウケた秘訣だろう.

楓と美兎
この動画はニコニコ超会議の「YouTuBar」の日の夜にやってた放送なんですが,月ノ美兎さんと樋口楓さんが隣に並んで話してるんですよ!隣に!
ゼロ時間でテンポよく進む会話,特に16分24秒からの会話はヤバい.会話するとき目を見る見ないの話を繰り広げるんですわ.これが物質世界のリアル・・・頭掻いてる・・・

書くの飽きた.

物述有栖は完璧

  • 声が良い
  • センスが尖ってて良い(夏色ハイスルク)
  • とにかくいい

上に挙げた動画は親フラで一時的にマイクを切ってる.これも物質世界によるリアリティだ.

でも,本当は物述有栖は六畳間一人暮らしで全部演技なのかもしれない.
だって,物述有栖は完璧すぎるから…
そうだとしたら,物述有栖が醸し出すこの存在感は何?それは,虚構であってもリアルであるのだ.

上手い飯は物質世界でしか食えないかもしれない*2
でも,物述有栖に会えるのはインターネットだけなのだ.

TODO:
映画代乞食をする(大学生)(5月31日)
medium.com

*1:これは微妙で,『帰ってきたヒトラー』のように指向性も含めて評価されるべき作品はあるだろう.でも,イデオロギーとは離れた面白さもあるはずで,政治性が合わないからといってそこに目が向かなくなってしまうのはいけない.

*2:2045年には味覚ハックできててもおかしくはないけどね